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事業報告 2015年3月期 (分割版) | 事業報告書 | KDDI株式会社

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(1)

(第31期定時株主総会招集ご通知添付書類)

事業報告

(平成26年4月1日から平成27年3月31日まで)

1.企業集団の現況に関する事項

(1)事業の経過及びその成果

① 全般の状況

経済概況

 世界経済は、米国では雇用情勢の改善と個人消費の伸びを受けて回復基調が継続し、欧州でもデフレ懸念が継続

するものの個人消費が底堅く推移し、緩やかに回復しています。一方、中国や新興国では成長ペースが鈍化しており、

今後の米国の利上げによる影響を含め、世界経済の動向について引き続き注視していく必要があります。

 日本経済は、円安・株高基調を背景に、企業業績の改善と個人消費の底堅さがみられるなど、緩やかな回復基調が

続いています。

au累計契約数の増加やスマートフォン浸

透率上昇による、データ通信料収入の増

加および端末販売収入や海外子会社収益

が増加したことにより増収となりました。

営業利益の増加に加え、持分法による投

資利益の計上により増益となりました。

端末調達費用や通信設備使用料、LTE設

備の拡充に伴い減価償却費等が増加した

ものの、営業収益の増加、販売手数料の

減少等により、増益となりました。

減損損失や海外子会社事業損失等、特

別損失が増加したものの、投資有価証

券売却益等、特別利益の増加が大きく、

特別損益の収支が改善し増益となりま

した。

7,524 経常利益 2 百万円

( 前期比 13.5 % 増

当期純利益

4,279 31 百万円

( 前期比 32.9 % 増

4 5,731 営業収益 42 百万円

( 前期比 5.5 % 増

7,412 営業利益 98 百万円

( 前期比 11.8 % 増

(2)

業界動向

 日本の情報通信市場は、従来型の携帯端末からスマートフォンやタブレット端末といった「スマートデバイ

ス」へのシフトと、LTEによる通信ネットワークの高速化が進む一方で、サービスや端末等における同質化が進

んでいます。

 スマートフォンが普及する中で、通信事業者各社はお客さまのニーズに合わせた多様な新料金プランを導入、

あるいはMVNO

※1

事業者の新規参入が相次ぐ等、今後のスマートフォン移行対象となるレイトマジョリティ層

の開拓をめぐり、移動通信分野における競争環境は新たな局面を迎えています。

 また、NTTグループによる「光アクセス回線卸売」を利用した「固定・移動のセット(バンドル)割引」開

始に加え、今後のMVNOのさらなる普及およびSIMロック

※2

解除の推進等、情報通信市場全般の競争環境の変

化が予想されます。

※1    Mobile Virtual Network Operator(仮想移動体サービス事業者)の略。無線通信インフラを他携帯電話事業者などから借り受けてサービスを 提供している事業者。

※2    特定事業者のSIMカード挿入時にしかネットワークにつながらなくなるように携帯電話に施された制限。

当社の状況

 当社は、中期計画の2年目である当期について、「新たな成長ステージを目指す1年」と位置づけ、「あらゆる面で

auらしさを磨き上げ、差別化を強化」と「新たな成長機会へのチャレンジ」を掲げ、事業活動を行ってきました。

 国内事業におきましては、2012年1月に発表した「3M戦略」をベースに、「auのお客さま数」と「auのお客さ

ま一人あたり売上」の拡大による通信料収入と付加価値売上の増加を成長のキーファクターとして、事業展開を

進めています。

 事業の基盤となるネットワークの強化においては、エリアが広くつながりやすい、高速で高品質なLTEネットワー

クを構築しています。さらなる高速化へ向けては、LTEの次世代高速通信規格「LTE-Advanced」の技術である

キャリアアグリゲーション

※3

を昨年5月に導入し、受信最大速度150Mbps

※4

の通信速度に対応(一部エリア)、本

年夏を目途に、受信最大225Mbps

※4

にも全国の一部エリアから順次対応していきます。端末・料金・サービスの

面においても、auならではの個性的な端末、新料金「カケホとデジラ」、次世代音声通話サービス「au VoLTE」

の提供開始など様々な取り組みを進めました。さらに、新たな成長機会への取り組みとして、昨年5月からは「au 

WALLET」を開始いたしました。

 このような取り組みの成果もあり、当期末時点での個人・法人も含めたモバイルのau契約数は、前期末比296

万増の4,348万となりました。通信料収入

※5

は、前期比3.4%増の2兆4,565億円、付加価値売上

※5

は、前期比

10.2%増の1,248億円となり、連結ベースでの増収増益を牽引する形となりました。

 海外事業におきましては、ミャンマー通信事業に参入するなど新たな成長機会へのチャレンジを進めています。

※3    送信速度はキャリアアグリゲーションの対象外。

※4    記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度をしめすものではありません。エリア内であってもお客さまのご利用環境、回線の状況によ り、大幅に低下する場合があります。(ベストエフォートサービス)

※5    通信料収入はパーソナルセグメントベースの数値。付加価値売上はバリューセグメントベースの数値。

事業報告招集ご通知連結計算書類計算書類監査報告

(3)

 新たな成長機会への取り組みとして、昨年5月に提

供を開始した「au WALLET」は、プリペイド式の「au 

WALLET カード」のお申込数が順調に増加し、本年2

月には累計1,000万件を突破しました。また、昨年10

月には、「au WALLET クレジットカード」の発行を開

始しました。今後もさらに、多くのパートナーさま

との協力により、「au WALLET」をベースに、ネッ

トとリアルを融合した「au経済圏」の確立に努め

ていきます。

3,367,850

507,183

3,513,294

577,416

30

(平成25年度) 31

営業収益 営業利益

(平成26年度) (平成25年度)30 (平成26年度)31

(単位:百万円) (単位:百万円)

 ② 事業別概況

パーソナル

Topics

「auスマートバリュー」が順調に推移

営業収益 3 5,132 94 百万円

前期比 4.3 %増 )

営業利益 5,774 16 百万円

前期比 13.8 %増 )

 au累計契約数の増加やスマートフォン浸透率上

昇による、データ通信料収入および端末販売収入

の増加により増収となりました。

 端末調達費用や通信設備使用料、LTE設備の拡

充に伴い減価償却費等が増加したものの、営業収

益の増加、販売手数料の減少等により、増益とな

りました。

 「auスマートバリュー」は多くのお客さまにご

支持いただき、当期末時点で、au契約数が933万、

世帯数は459万となりました。また「auスマート

バリュー」の対象となる提携事業者やサービスも順

次拡大しています。

「au WALLET カード」1,000万件突破

au WALLET カード au WALLET クレジットカード

(4)

「2014年度 企業別CM好感度ランキング」は、CMに関する調査を行うCM総合研究所が、1年間 (前年4月度~当年3月度) に在京キー5局で放送されたすべてのCMを対象に、 CM放送効果と消費者への訴求効果が優れた企業を発表するものです。当年度のオンエア企業数は1,968社でした。

auが2014年度CM好感度No.1企業として

初の『ベスト・アドバタイザー』を受賞!

 既成概念を打ち破る"あたらしい自由"をご提供

する想いをこめて制作した"三太郎"CMシリーズ

は、自由で斬新なストーリー展開や、コミカル

な掛け合いで幅広い世代からご支持をいただき

ました。

音声通話・データ通信定額

サービスの提供開始

 昨年8月より、「電話かけ放題」と「お好みのデー

タ量を自由に選べる」料金プラン「カケホとデジラ」

の提供を開始しました。

 また昨年12月には、「データギフト」サービスの提

供を開始し、余ったデータを家族間で簡単に贈り合

うことが可能になりました。

個性的な端末など、多彩な端末を発売

 当期は、スマートフォンでは「iPhone 6」「iPhone 

6 Plus」、Firefox OS 搭載「Fx0」に加えて、au初の

シニア向けスマートフォン「B

ベイシオ

ASIO」およびジュニ

ア向けスマートフォン「m

ミライエ

iraie」等、Android

TM

15

機種を、タブレットでは5機種を、さらに本年2月に

は国内初の4G LTEに対応したAndroid

TM

搭載ケータ

イ「AQUOS K」ならびにケータイ2機種やWi-Fiルー

ター等を順次発売しました。

AQUOS K INFOBAR miraie BASIO

iPhone 6/iPhone 6 Plus Fx0

事業報告招集ご通知連結計算書類計算書類監査報告

(5)

212,522

242,336

51,607

57,984

30

(平成25年度) 31

営業収益 営業利益

(平成26年度) (平成25年度)30 (平成26年度)31

(単位:百万円) (単位:百万円)

バリュー

営業収益 2,423 36 百万円

前期比 14.0 %増 )

営業利益 57984 百万円

( 前期比 12.4 %増 )

 スマートフォン浸透率上昇により、auスマート

パス収入やauかんたん決済手数料収入が増加した

ことに加え、KDDIフィナンシャルサービス株式

会社(以下、「KFS」)の決済代行事業開始に伴う

収入増により増収となりました。

 「auスマートパス」をはじめとするサービスの

充実化に伴うアプリ調達費用等の増加およびKFS

収入増加に伴う費用が増加しましたが、営業収益

の増加等により、増益となりました。

Topics

「auスマートパス」会員数は1,289万に

 当期末の「auスマートパス」会員数は、前期末か

ら264万増加の1,289万となりました。また、au初

のジュニア向けスマートフォンの発売に合わせ、「au

スマートパス」をお子さまにもご利用いただきやすい

形で提供を開始しました。

新しいモバイルインターネット体験

「Syn.(シンドット)」構想始動

 新しいモバイルインターネットの体験を創出するこ

とを目指し、昨年10月に、 「Syn.」構想を始動しました。

本構想の実現に向け、新たな連合体「Syn.alliance」

を設立し、「Syn.alliance」メンバーへ総額約120億円

を出資するとともに、共通サイドメニューで自由にサー

ビス間を行き来できる「Syn.menu」の提供も開始し

ました。本年2月には「Syn.menu」掲載サービスが

15社20サービスとなり、各社サービスの合計月間利

用者数

が1億を突破、国内最大級の規模となりました。

※   Syn.allianceメンバーのサービスを訪れる月間ユニークユーザーの総 数(スマートフォンのみ)(各メンバーのサービスを重複して利用す るユーザーも合算)

(6)

674,912

669,193

86,464

80,370

営業収益 営業利益

(単位:百万円) (単位:百万円)

30

(平成25年度)(平成26年度)31 (平成25年度)30 (平成26年度)31

営業収益 6,691 93 百万円

前期比 0.8 %減 )

営業利益 803 70 百万円

前期比 7.0 %減 )

 クラウドやITアウトソース等のソリューション

売上が増加したものの、固定およびモバイル通信

料収入が減少したことにより減収となりました。

 販売手数料が減少したものの、端末調達費用

やソリューション売上原価、LTE設備の拡充に伴

い減価償却費等が増加したことにより減益とな

りました。

ビジネス

Topics

法人向け次世代ネットワーク

サービスの提供開始

 昨年9月より、法人のお客さま向けにSDN技術

を活用した次世代ネットワークサービスKDDI Wide 

Area Virtual Switch 2(以下「KDDI WVS 2」)の

提供を開始しました。「KDDI WVS 2」は、クラウド

を安心・安全かつ便利にご利用いただけるよう、セ

キュリティ機能やインターネット接続帯域をお客さま

が自由に設定できる機能を備えた次世代の広域ネッ

トワークサービスです。「KDDI WVS 2」により、お

客さまのネットワークやセキュリティ運用負荷を大幅

に軽減するとともに、ビジネスのスピードアップとコ

スト削減に大きく貢献しています。

※   Software-Defined Networkingの略。ネットワークをソフトウェア で集中制御することで、ネットワークの仮想化やアプリケーション連 携を実現する技術。

事業報告招集ご通知連結計算書類計算書類監査報告

(7)

ヤンゴン中央郵便局内にオープンしたMPT直営店舗 263,624

11,407

320,619 16,806

営業収益 営業利益

(単位:百万円) (単位:百万円)

30

(平成25年度)(平成26年度)31 (平成25年度)30 (平成26年度)31

営業収益 3,206 19 百万円

前期比 21.6 %増 )

営業利益 168 6 百万円

前期比 47.3 %増 )

 MVNO事業やデータセンター事業等の既存事

業の収入増や、ミャンマー通信事業の開始により

増収となりました。

 海外通信事業者への通信設備使用料が増加した

ものの、営業収益の増加等により、増益となりま

した。

  一部を除く海外子会社の決算報告期間を変更し、当該会社の実績 を15ヶ月分取り込んでおります

( )

グローバル

Topics

ミャンマー通信事業へ参入

  当 社 連 結 子 会 社 で あ るKDDI Summit Global 

Myanmar Co., Ltd.は、昨年7月にミャンマー国営

郵便・電気通信事業体(MPT)と共同事業運営に

関する契約を締結し、同年9月の共同事業開始以降、

ネットワーク増強による通信品質の向上、販売網や

コールセンターの充実等によるお客さまサポートの

改善に取り組んでいます。

 さらに、お客さまニーズにお応えするために本年

1月に新料金プランをリリースし、共同事業開始以

降のSIMカードの販売は当期3月末で800万枚を超

え、その後も順調に増加しています。

(8)

③主な関連会社などの状況

【UQコミュニケーションズ株式会社】

 UQコミュニケーションズ株式会社は、ますます増大するモバイルブロードバンドの高速化ニーズにお

応えすべく、「WiMAX 2+」の受信最大速度を220Mbps

※1

(一部エリア)に高速化する「ヤ倍速」と月

間データ容量制限なし

※2

で定額料金の新料金プラン「UQ Flatツープラス ギガ放題」による、「ギガヤバ

革命」を推進し、本格的なクラウド時代にもっとも適した、超高速のモバイルデータ通信サービスの提供

に努めています。

 なお、昨年12月には、 「2015年度オリコン顧客満足度ランキングモバイルデータ通信部門」および「RBB 

TODAYモバイルアワード2014キャリア部門<データ通信の部>」において総合満足度No.1を受賞しま

した。J.D. パワー アジア・パシフィックの「日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査

SM

※3

でも

No.1を受賞しており、モバイルデータ通信部門の顧客満足度ランキングにおいて、2年連続の三冠を達成

しました。

※1   記載の速度は技術規格上の最大値であり、実使用速度を示すものではありません。エリア内であってもお客様のご利用環境、回線の状況により、大 幅に低下する場合があります(ベストエフォートサービス)。

※2   ハイスピードモードをご利用の場合、月間のデータ通信量上限なく「WiMAX 2+」をご利用いただけます。ただしご利用状況や基地局の混雑状況 によって速度を制限する場合があります。

※3   出典:J.D. パワー アジア・パシフィック2013-2014年日本モバイルデータ通信サービス顧客満足度調査SM。2014年調査はデータ通信専用端末 の個人利用者計3,500名からの回答による。

【株式会社じぶん銀行】

 株式会社じぶん銀行は、当社および沖縄セルラー電話株式会社と連携し、auをご契約のお客さまを対象と

した便利でお得な口座特典プログラム「プレミアムバンク for au」をご提供しており、昨年5月の提供開始

以降、口座申込数が増加する等、auをご利用の多くのお客さまにご好評をいただいています。

 さらに、本年3月にじぶん銀行カードローン融資残高(じぶんローン

※4

とキャッシュワンの合計残高)が

900億円を突破しました。昨年10月に融資残高800億円を突破してから5ヶ月での達成となります。なお、

本年3月アジア地域の銀行専門誌「The Asian Banker」が主催する「The International Excellence in 

Retail Financial Services Awards 2015」において、モバイルに特化したサービスが評価され、「ベス

ト・ビジネス・モデル賞(Best Business Model Award)」を受賞しました。

※4   新規申込受付は「じぶんローン」のみとなります。キャッシュワンの新規申込みは受付しておりません。

* 「4G LTE」のサービス名称は、国際電気通信連合(ITU)がLTEを「4G」と呼称することを認めた声明に準じております。

* iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスに基づき使用されています。

* 「Firefox」は、Mozilla Foundationの米国およびそのほかの国における商標または登録商標です。

* iPadは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。

* 「Android」は、Google Inc.の商標または登録商標です。

* 「AQUOS/アクオス」は、シャープ株式会社の商標または登録商標です。

* 「Wi-Fi (R)」は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。

* その他の社名および商品名は、それぞれ各社の登録商標または商標です。

事業報告招集ご通知連結計算書類計算書類監査報告

(9)

(2)企業集団が対処すべき課題

 通信業界においては、スマートフォンやタブレットなどの「スマートデバイス」が普及し、LTEによる高

速通信が可能なモバイルネットワークが世界各国で採用される等、スマートフォンシフト、ネットワークの

高速化が世界的に進んでいます。日本においても、通信事業者が独自に開発していた従来型の携帯電話から、

世界共通端末が主流となるスマートフォンの時代となり、各社のネットワークもLTEによる高速通信が中心

となっています。さらに、2015年に入り、競合各社がモバイルと固定通信のセット型サービス販売を一斉

にスタートさせたこともあり、同質化する市場での競争になりつつあります。また、MVNOのさらなる普及

やSIMロック解除の推進等、事業環境も変化しています。

 当社は、このような市場の同質化をはじめとした事業を取り巻く環境の変化に対応し、競争力のさらなる

強化を図り、中長期での事業成長を目指していくために、以下のように「3M戦略」と「グローバル戦略」

を推進していきます。

【3M戦略の推進】

 引き続き、auスマートバリューをベースに、通信ビジネスのお客さま基盤の拡大を図っていきます。

 「マルチネットワーク」においては、特にモバイルネットワークの面で、きめ細やかなエリア整備、最新技術

による高速化・周波数の有効利用等によって、高品質でつながりやすい、強靭かつ低廉なネットワークの構築

を進めていきます。

 「マルチデバイス」においては、スマートフォンのさらなる普及を図るとともに、タブレットをはじめとした

様々なデバイスの利用を促進していきます。

 「マルチユース」においては、auスマートパスやau WALLET等の取り組みを強化していくことで、付加価値

売上の拡大を図っていきます。

 さらに、あらゆる分野において「auらしさ」を磨き上げ、お客さまの体験価値向上を通じて、「au」をお客

さまから選んでいただけるブランドに高めていくことで、国内事業の成長を図っていきます。

(10)

3M戦略について

 3M戦略とは、「マルチネットワーク(Multi-Network)」「マルチデバイス(Multi-Device)」

「マルチユース(Multi-Use)」の3つのキーワードを掲げた国内事業の成長戦略です。

 これは、スマートフォンやタブレット端末など、お好みのデバイスで、つながりやすい、最適な

ネットワークを介し、魅力的で多彩なサービスやコンテンツをシームレスにご利用いただける通信

環境をお届けするものです。

グローバル戦略について

 グローバル戦略とは、データセンターやソリューション、ネットワーク等のICTサービスを基盤事

業として堅実な成長を続けながら、同時に、ミャンマー通信事業や米国MVNO事業等のコンシュー

マ事業を飛躍的な成長ドライバーと位置づけ、当社がこれまで国内外で培ったノウハウを駆使し、

参入国の経済発展および国民生活の向上に貢献・寄与しつつ、ともに成長を図るものです。

【グローバル戦略の推進】

 当社連結子会社KDDI Summit Global Myanmar Co., Ltd.がミャンマー国営郵便・電気通信事業体

(MPT)と共同で行っているミャンマー通信事業において、当社がこれまで日本で培った事業経験と信頼

ある技術力を生かし、ミャンマーのお客さまに一番に選んでいただける通信サービスの提供に取り組んで

います。これにより、同国の経済や産業の発展および国民生活の向上に貢献するとともに、当社の海外事

業における将来の柱の一つとなるよう成長させていきます。

 また、データセンターをはじめとした法人向けICTビジネスにおきましても、継続して基盤強化を行い、

海外事業の拡張を図っていきます。

事業報告招集ご通知連結計算書類計算書類監査報告

(11)

① 企業集団の財産及び損益の状況の推移

(3)財産及び損益の状況の推移

※  1株当たり当期純利益については、平成24年10月1日付(株式1株につき100株)、平成25年4月1日付(株式1株につき2株) 及び平成27年4月1日付(株式1株につき3株)の株式分割が第28期期首に行われたと仮定した値を記載しております。

0 10,000 20,000 30,000 50,000

40,000

0 2,000 4,000 6,000 8,000

0 10,000 20,000 30,000 50,000

40,000

0 1,000 2,000 3,000 4,000

0 50 100 150 200

(平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期 (平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期 (平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期 (平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期

(億円)

電気通信事業 附帯事業

業絧 経 絧

(億円)

経常利益 営業利益

当期 絧 1 当 当期 絧

(億円) (円)

1株当たり当期純利益(円)

当期純利益(億円) 純資産 負債

(億円)

(平成23年度)第28期 (平成24年度)第29期 (平成25年度)第30期 (平成26年度)第31期

営 業 収 益 (百万円) 3,572,098 3,662,288 4,333,628 4,573,142 電 気 通 信 事 業 (百万円) 2,394,135 2,432,726 2,609,157 2,734,554 附 帯 事 業 (百万円) 1,177,962 1,229,562 1,724,471 1,838,587

営 業 利 益 (百万円) 477,647 512,669 663,245 741,298

経 常 利 益 (百万円) 451,178 514,421 662,887 752,402

当 期 純 利 益 (百万円) 238,604 241,469 322,038 427,931 1株当たり当期純利益  (円) 96.86 105.30 132.87 170.84 総 資 産 (百万円) 4,004,009 4,084,999 4,945,756 5,250,364 負 債 (百万円) 1,875,384 1,761,635 2,028,767 2,011,615 純 資 産 (百万円) 2,128,624 2,323,363 2,916,989 3,238,748

(12)

※  1株当たり当期純利益については、平成24年10月1日付(株式1株につき100株)、平成25年4月1日付(株式1株につき2株) 及び平成27年4月1日付(株式1株につき3株)の株式分割が第28期期首に行われたと仮定した値を記載しております。

② 当社の財産及び損益の状況の推移

0 10,000 20,000 30,000 50,000

40,000

0 2,000 4,000 6,000 8,000

0 10,000 20,000 30,000 50,000

40,000

0 1,000 2,000 3,000 4,000

0 50 100 150 200

(平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期 (平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期 (平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期 (平成23年度)第28期(平成24年度)第29期(平成25年度)第30期(平成26年度)壠31期

(億円)

電気通信事業 附帯事業

業絧 経 絧

(億円)

経常利益 営業利益

当期 絧 1 当 当期 絧

(億円) (円)

1株当たり当期純利益(円)

当期純利益(億円) 純資産 負債

(億円)

(平成23年度)第28期 (平成24年度)第29期 (平成25年度)第30期 (平成26年度)第31期

営 業 収 益 (百万円) 3,273,536 3,366,079 3,585,292 3,728,415 電 気 通 信 事 業 (百万円) 2,278,652 2,332,637 2,457,256 2,538,123 附 帯 事 業 (百万円) 994,883 1,033,441 1,128,036 1,190,292

営 業 利 益 (百万円) 432,440 465,145 542,110 614,811

経 常 利 益 (百万円) 434,575 472,883 573,727 635,405

当 期 純 利 益 (百万円) 249,836 231,348 356,004 403,263 1株当たり当期純利益  (円) 101.42 100.89 146.88 160.99 総 資 産 (百万円) 3,851,891 3,910,233 4,014,992 4,317,271 負 債 (百万円) 1,787,043 1,678,657 1,303,419 1,363,002 純 資 産 (百万円) 2,064,847 2,231,575 2,711,573 2,954,269

事業報告招集ご通知連結計算書類計算書類監査報告

(13)

(4)企業集団の資金調達の状況

 当連結会計年度においては、社債償還・借入金返済資金及び設備投資資金の一部に充当することを目的として、昨年9月に第 21回無担保社債30,000百万円を発行し、また金融機関より184,486百万円の長期及び短期借入を実施いたしました。

(5)企業集団の設備投資の状況

 当連結会計年度においては、お客様にご満足いただけるサービスの提供と信頼性の向上を目的に、効率的に設備投資を実施い たしました。

 なお、当連結会計年度中に完成し、事業の用に供した電気通信設備等の投資額は、当社グループで569,337百万円となりま した。

 主な設備投資の状況は以下のとおりであります。  ①移動通信系設備

  LTEサービスエリア拡充、及びデータトラフィック対応のため無線基地局及び交換設備の新設・増設等を実施いたしました。  ②固定通信系設備

    移動通信のデータトラフィック増加に対応した固定通信のネットワーク拡充、及びFTTHやケーブルテレビに係る設備の新 設・増設を実施いたしました。

(6)企業集団の主要な事業内容

(平成27年3月31日現在)

 当社の企業集団は、当社及び連結子会社147社(国内77社、海外70社)、非連結子会社1社(国内1社)並びに関連会社32 社(国内23社、海外9社)であり、関連会社のうち持分法適用関連会社31社(国内23社、海外8社)で構成しております。  当社グループの事業は、サービスとお客さまの属性に応じたセグメントで区分しており、各セグメントの主な事業内容は以下 のとおりです。

セグメント 主な事業内容

パ ー ソ ナ ル 個人及び家庭向けの通信サービス(au携帯電話、FTTH、CATV)

バ リ ュ ー 各種金融サービス、各種アプリケーション、映像及び音楽の流通、広告配信 ビ ジ ネ ス 企業向け通信サービス(ICTソリューション、データセンターサービス)

グ ロ ー バ ル 海外での企業向けの通信サービス(ICTソリューション、データセンターサービス)・個人 向けの通信サービス

(14)

(7)当社の事業所の状況

(平成27年3月31日現在)  (事 業 所) 本 社(東京都)

 (総 支 社) 北海道(北海道)、東 北(宮城県)、北関東(埼玉県)、南関東(神奈川県)、   中 部(愛知県)、北 陸(石川県)、関 西(大阪府)、中 国(広島県)、   四 国(香川県)、九 州(福岡県)

 (支 社 等) 支社21ヶ所、支店96ヶ所、カスタマーサービスセンター等5ヶ所  (テクニカルセンター等) テクニカルセンター・エンジニアリングセンター18ヶ所、

  技術保守センター3ヶ所、送信所1ヶ所

 (海外事務所) ジュネーブ、北京、上海

(8)重要な子会社の状況

(平成27年3月31日現在)

①重要な子会社の事業の状況

会社名 所在地 資本金 出資比率 主要な事業内容

百万円 %

沖 縄 セ ル ラ ー 電 話 株 式 会 社 沖 縄 県 1,414 51.5 au携帯電話サービス

株式会社ジュピターテレコム 東 京 都 37,550 50.0 ケーブルテレビ局、番組配信会社の統括運営 中部テレコミュニケーション株式会社 愛 知 県 38,816 80.5 中部地区における各種電気通信サービス KDDIフィナンシャルサービス株式会社 東 京 都 5,245 90.0 クレジットカード事業、決済代行事業 Syn.ホールディングス株式会社 東 京 都 100 100.0 インターネットサービス企業の持株会社 KDDIまとめてオフィス株式会社 東 京 都 1,000 95.0 中小企業向けIT環境サポート事業 KDDIエンジニアリング株式会社 東 京 都 1,500 100.0 通信設備の建設工事・保守及び運用支援 株 式 会 社 K D D I エ ボ ル バ 東 京 都 588 100.0 コールセンター、人材派遣サービス 株 式 会 社 K D D I 研 究 所 埼 玉 県 2,283 91.7 情報通信関連の技術研究及び商品開発等 K D D I   A m e r i c a ,   I n c . 米 国 84,400 千US$ 100.0 米国における各種電気通信サービス K D D I   E u r o p e   L i m i t e d 英 国 42,512千STG£ (100.0) 欧州における各種電気通信サービス TELEHOUSE  International

Corporation  of  America 米 4

千US$

(70.8) 米国におけるデータセンターサービス TELEHOUSE  International

Corporation  of  Europe  Ltd 英 47,167

千STG£

(92.8) 欧州におけるデータセンターサービス 北京凱迪迪愛通信技術有限公司 中 国 13,446 千RMB 85.1 中国における電気通信機器等の販売及び保守・運用 K D D I   S u m m i t   G l o b a l  

Myanmar Co., Ltd. ミャンマー 200,000

千US$

(100.0) ミャンマー国営郵便・電気通信事業体(MPT)と共同での電気通信サービス DMX  Technologies  Group Limited バミューダ 58,427 千US$ 51.3 中国・香港等におけるシステムインテグレーションサービス C D N e t w o r k s   C o . ,   L t d . 韓 国 7,150,000 千W 97.8 CDN(コンテンツデリバリーネットワーク)の提供 KDDI  Singapore  Pte  Ltd シンガポール 10,254 千S$ 100.0 シンガポールにおける各種電気通信サービス (注)出資比率の( )は、子会社による所有を含む出資比率であります。

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ガーデンエアタワー(本社)

(15)

②企業結合の経過

 特筆すべき事項はございません。

(9)従業員の状況

(平成27年3月31日現在)

①企業集団の従業員の状況

事 業 区 分 従 業 員 数

パ ー ソ ナ ル 14,676名

バ リ ュ ー 1,242名

ビ ジ ネ ス 4,643名

グ ロ ー バ ル 3,451名

そ の 他 4,160名

合      計 28,172名

②当社の従業員の状況

従業員数 前期末比増減 平均年齢 平均勤続年数

10,671名 68名減 41.8歳 17.0年

 (注)従業員数には子会社等への出向社員2,522名を含んでおりません。

(10)主要な借入先の状況

(平成27年3月31日現在)

借   入   先 借   入   額

百万円

株 式 会 社 日 本 政 策 投 資 銀 行 64,795

株 式 会 社 三 菱 東 京 U F J 銀 行 55,000

株 式 会 社 み ず ほ 銀 行 32,052

株 式 会 社 三 井 住 友 銀 行 31,000

三 菱 U F J 信 託 銀 行 株 式 会 社 19,000

(16)

(1)発行可能株式総数 1,400,000,000株

(2)発行済株式の総数 896,963,600株  (自己株式 61,984,994株を含む)

(3)株 主 数 57,236名  (前期末比 1,780名減)

(4)所有者別分布状況

(5)大 株 主

氏名又は名称 持 株 数 持株比率

京 セ ラ 株 式 会 社 114,535,400 13.71

ト ヨ タ 自 動 車 株 式 会 社 99,497,600 11.91 日 本 マ ス タ ー ト ラ ス ト 信 託 銀 行 株 式 会 社( 信 託 口 ) 47,155,700 5.64 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社(信託口) 36,139,400 4.32 ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー 23,984,784 2.87 ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー505223 15,255,622 1.82 ジ ェ ー ピ ー モ ル ガ ン チ ェ ー ス バ ン ク 380055 11,035,481 1.32 ステートストリートバンクアンドトラストクライアントオムニバスアカウントオーエムゼロツー505002 10,141,490 1.21 日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社 (信託口 4) 8,908,200 1.06 ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー505225 8,565,875 1.02  (注)  当社は、自己株式61,984,994株を保有しておりますが、上記大株主から除いております。また、持株比率は自己株式を控除し

て計算しております。

金   融   機   関 185,666,636 257,408,529 18,975,913 89,314,995 345,597,527

20.70%)

金融商品取引業者 

2.11%) 個 人 ・ そ の 他  株(自己株式含む) 9.96%) そ の 他 の 法 人  28.70%)

外   国   法   人   等  38.53%)

2.会社の株式に関する事項

(平成27年3月31日現在)

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(17)

(1)取締役及び監査役の氏名等

(平成27年3月31日現在)

地   位 氏   名 担当及び重要な兼職の状況等

代 表 取 締 役 会 長 小野寺   正 京セラ株式会社 取締役

株式会社大和証券グループ本社 取締役 代 表 取 締 役 社 長 田 中 孝 司 渉外・コミュニケーション統括本部長 代表取締役 (執行役員 副社長) 両 角 寛 文 コーポレート統括本部長

代表取締役(執行役員 専務) 髙 橋   誠 新規事業統括本部長

代表取締役(執行役員 専務) 石 川 雄 三 コンシューマ事業本部長 兼 事業統括部担当 兼 ソリューション事業本部担当

兼 グローバル事業本部担当 兼 商品統括本部担当 取 締 役(執行役員 常務) 井 上 正 廣 技術統括本部副統括本部長 兼 建設・運用担当 取 締 役(執行役員 常務) 湯 浅 英 雄 中部テレコミュニケーション株式会社 代表取締役社長 取 締 役(執行役員 常務) 福 﨑   努 コンシューマ営業本部長 兼 関東統括責任者

取 締 役(執行役員 常務) 田 島 英 彦 グローバル事業本部長兼 グローバルコンシューマビジネス本部長

○取 締 役(執行役員 常務) 内 田 義 昭 技術統括本部長 兼 技術企画本部長 取      締      役 久 芳 徹 夫 京セラ株式会社 代表取締役会長   取      締      役 小 平 信 因 トヨタ自動車株式会社 代表取締役副社長

○取      締      役 福 川 伸 次 学校法人東洋大学理事長 常 勤 監 査 役 三 瓶 美 成

○常  勤  監  査  役 小 林   洋 常   勤   監   査   役 阿 部   健 監         査         役 天 江 喜七郎

監         査         役 平 野 幸 久 ブラザー工業株式会社 取締役

(注) 1.○印は、平成26年6月18日開催の第30期定時株主総会において、新たに選任され就任した取締役及び監査役であります。   2.  取締役嶋谷吉治氏は、平成26年6月18日開催の第30期定時株主総会終結の時をもって退任いたしました。

  3.常勤監査役壱岐雅隆氏は、平成26年6月18日開催の第30期定時株主総会終結の時をもって退任いたしました。   4.取締役久芳徹夫、小平信因及び福川伸次の各氏は、社外取締役であります。

  5.常勤監査役阿部 健、監査役天江喜七郎及び平野幸久の各氏は、社外監査役であります。

  6.  取締役福川伸次、常勤監査役阿部 健、監査役天江喜七郎及び平野幸久の各氏は、株式会社東京証券取引所の有価証券上場規程 第436条の2に規定する独立役員であります。

3.会社役員に関する事項

(18)

(2)取締役及び監査役の報酬等

①取締役及び監査役の報酬等の額

役員区分 報酬等の総額(百万円) 支給人数(名) 報酬等の種類別の総額(百万円)

定額報酬 賞与

取 締 役

社 外 取 締 役 27 3 27 -

上 記 を 除 く 取 締 役 536 11 387 148

合 計 563 14 414 148

監 査 役

社 外 監 査 役 40 3 40 -

上 記 を 除 く 監 査 役 47 3 47 -

合 計 87 6 87 -

 (注) 1.  上記の取締役の支給人数には、平成26年6月18日開催の第30期定時株主総会の終結の時をもって退任した取締役1名を含 んでおります。なお、賞与の支給人数は、該当者を除く10名となります。

  2.  上記の監査役の支給人数には、平成26年6月18日開催の第30期定時株主総会の終結の時をもって退任した監査役1名を含 んでおります。

  3.  取締役の定額報酬の限度額は、平成26年6月18日開催の第30期定時株主総会において月額5,000万円以内と決議いただい ております。

  4.  監査役の報酬限度額は、平成24年6月20日開催の第28期定時株主総会において年額10,000万円以内と決議いただいてお ります。(事業年度単位となります。)

  5.  取締役の賞与は、平成23年6月16日開催の第27期定時株主総会において決議いただいた当該事業年度の連結当期純利益 0.1%以内で業績に連動して支払うものです。

  6.  前記以外に平成16年6月24日開催の第20期定時株主総会において、役員退職慰労金制度廃止に伴う取締役に対する退職慰 労金精算支給を決議いただいております。

②報酬等の内容の決定に関する方針

 当社は、以下のとおり取締役及び監査役の報酬等の内容の決定に関する方針を定めております。また、役員報酬の体系及び水準に ついて、その透明性、客観性を確保するため、取締役会の諮問に基づき審議を行い、助言する機関として、報酬諮問委員会を設置し ております。本委員会は、議長及び半数以上の委員を社外取締役で構成しております。

イ.取締役の報酬に関する方針

    取締役の報酬は、各事業年度における業績の向上並びに中長期的な企業価値の増大に向けて職責を負うことを考慮し、定額報 酬と役員賞与で構成しております。定額報酬は、各取締役の職位に応じて、経営環境等を勘案して決定しております。役員賞与 は、当事業年度の当社グループの業績・担当部門の業績並びに個人の業績評価に基づいて決定しております。なお、取締役の経 営責任を明確にし、業績向上に対するインセンティブを一層高めるため、役員賞与については当該事業年度の連結当期純利益の 0.1%以内の業績連動型の変動報酬といたしております。この変動枠につきましては、当社グループを取り巻く環境の変化に迅速 に対応しながら、持続的成長及び新たな時代を先導していくとの経営目標に対する取締役の責任を考慮して設定したものであり ます。

ロ.監査役の報酬に関する方針

    監査役の報酬は、監査役の協議にて決定しており、当社の業績により変動することのない定額報酬のみを支給することにして おります。

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(19)

(3)社外役員に関する事項

①他の法人等との重要な兼職の状況及び当社と当該他の法人等との関係

・取締役久芳徹夫氏は、京セラ株式会社の代表取締役会長であり、当社は同社と商取引関係があります。

・取締役小平信因氏は、トヨタ自動車株式会社の代表取締役副社長であり、当社は同社と商取引関係があります。

・監査役平野幸久氏は、ブラザー工業株式会社の取締役であり、当社は同社と商取引関係があります。

②当事業年度における主な活動状況  イ.取締役会及び監査役会への出席状況

 <取締役>

 ・取締役久芳徹夫氏は、取締役会は8回開催中8回出席しております。  ・取締役小平信因氏は、取締役会は8回開催中7回出席しております。  ・取締役福川伸次氏は、取締役会は7回開催中7回出席しております。

 ※取締役福川伸次氏については、平成26年6月18日開催の第30期定時株主総会において新任取締役に就任後の出席状況となります。  <監査役>

 ・監査役阿部 健氏は、取締役会は8回開催中7回出席し、監査役会は8回開催中7回出席しております。  ・監査役天江喜七郎氏は、取締役会は8回開催中8回出席し、監査役会は8回開催中8回出席しております。  ・監査役平野幸久氏は、取締役会は8回開催中8回出席し、監査役会は8回開催中8回出席しております。

ロ  .社外取締役は、上記のとおり取締役会に出席し、過去の経験や実績に基づく見地からの意見や疑問点等を明らかにするために適宜質 問するなど、意見を述べております。

    社外監査役は、上記のとおり取締役会及び監査役会に出席し、過去の経験や実績に基づく見地からの意見や疑問点等を明らかにする ために適宜質問するなど、意見を述べております。

③責任限定契約の内容の概要

 当社と各社外取締役及び各社外監査役は、会社法第427条第1項の規定に基づき、同法第423条第1項の損害賠償責任を限定する契約を 締結しております。

 当該契約に基づく損害賠償責任の限度額は、法令に定める最低責任限度額であります。

(20)

(1)会計監査人の名称

区  分 名  称 備  考

会計監査人 京都監査法人 平成19年6月20日 就任

(2)会計監査人に対する報酬等

名  称 ①当事業年度に係る会計監査人

 としての報酬等の額 ②当社及び子会社が支払うべき金銭  その他財産上の利益の合計額

京都監査法人 382百万円 545百万円

 (注)  当社と会計監査人との間の監査契約において会社法上の会計監査人の監査に対する報酬等の額と金融商品取引法上の監査に対 する報酬等の額を区分していないため、上記①の金額には、これらの合計額を記載しております。

(3)非監査業務の内容

 当社は、京都監査法人に財務調査等を委託し、対価を支払っております。

(4)会計監査人の解任又は不再任の決定の方針

 当社監査役会が会社法第340条第1項に定める解任事由に該当すると判断した場合及び会計監査人の適格性、独立性を 害するなどの事由の発生により、適正な監査の遂行が困難であると認めた場合、監査役会は、監査役会規則に基づき、「会 計監査人の解任」又は「会計監査人の不再任」を株主総会の付議案件とすることといたします。

※  「会社法の一部を改正する法律」(平成26年法律第90号)が平成27年5月1日に施行されたことに伴い、会計監査人の解任又は不 再任に関する議案の決定機関を、取締役会から監査役会に変更しております。

(5)責任限定契約の内容の概要

 会計監査人と当社との間で会社法第427条第1項に定める契約の締結は行っておりません。

(6)当社の会計監査人以外の公認会計士又は監査法人の当社の子会社の計算関係書類の監査の状況

 当社の海外子会社は、当社の会計監査人以外の監査法人又は公認会計士の監査を受けております。

4.会計監査人の状況

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(21)

 当社は、会社法第362条第5項の規定に基づき、「内 部統制システム構築の基本方針」を取締役会にて決議、 対外的に公表し、会社業務の執行の公正性、透明性及び 効率性を確保するとともに、企業クオリティを向上すべ く、実効性のある内部統制システムの整備を図っており ます。

1 コーポレート・ガバナンス

(1)  取締役会

 取締役会は、社外取締役を含む取締役で構成し、 取締役会規則及び取締役会付議基準に基づき、法令 等に定める重要事項の決定を行うとともに、取締役 等の適正な職務執行が図られるよう監督する。  取締役の職務執行に係る情報については、社内規 程に従い適切に保存及び管理を行う。

(2)  業務執行体制

①  執行役員制度により権限の委譲と責任体制の明確化 を図り、有効かつ効率的に業務を遂行する。

②  取締役会付議事項の他、業務執行に係る重要事項につ いては、取締役、執行役員等にて構成される経営会議 において、経営会議規程に基づき審議し、決定する。

(3)  監査役の職務遂行の実効性を確保するための体制

①  監査役が取締役会に出席する他、社内主要会議に出 席することができる措置を講じる。

②  取締役、子会社の取締役及び内部監査部門は、監査 役の職務遂行に必要な情報を適宜・適時に提供する とともに、意見交換を行い、連携を図る。

③  監査役の職務を補助するための監査役室を設置し、 従事する使用人の人事については、適性・要員数等、 監査役の意見を尊重し、適切な要員の確保を図る。

④  監査役に対する報告を行ったことにより、報告を行っ た者が不利益を被らない措置を講じる。

⑤  監査役が職務を実効的に遂行可能とするために必要 な費用を確保する。

2 コンプライアンス

(1)  全ての役職員は、職務の執行に際し、遵守すべき基

本原則を掲げた「KDDI行動指針」に基づき、常に高 い倫理観を維持し、適正な職務の執行を図る。 

(2)  反社会的勢力に対しては毅然とした対応をとり、一 切の関係遮断に取り組む。 

(3)  KDDIグループの企業倫理に係る会議体において、 KDDIグループ各社の重大な法令違反、その他コンプ ライアンスに係わる問題、事故の早期発見・対処に 取り組む。 

(4)  社内外に設置されているコンプライアンスに係る内 部通報制度の適切な運用を図る。 

(5)  社内外研修、社内の啓発活動等により、コンプライ アンスの理解と意識向上に努める。

3 経営目標を適正かつ効率的に達成するため

のリスク管理

(1)  取締役等で構成される経営戦略等に係る会議体におい て、KDDIグループの持続的な成長を図るべく、ビジ ネスリスクの分析及び事業の優先順位付けを厳正に行 い、適切な経営戦略や経営計画を策定する。その実現 のため、業績管理に係る会議体において、月次でビジ ネスリスクを監視し、業績管理の徹底を図る。 

(2)  各部門に「内部統制責任者」を設置し、経営目標を 適正かつ効率的に達成するためのリスク管理を自律 的に推進する。

①  リスク情報を定期的に洗い出しこれを一元的に管理 するリスク管理部門を中核とし、全ての部門、役職 員が連携して、社内関連規程に基づき、KDDIグルー プのリスクを適切に管理し、経営目標の適正かつ効 率的な達成に取り組む。

②  会社事業に重大かつ長期にわたり影響を与える事項 については、事業へのリスクを可能な限り低減する ための対応策を検討し、策定する。

③  財務報告に係る内部統制については、金融商品取引 法に基づく内部統制報告制度に従い、連結ベースで 全社的な内部統制の状況や重要な業務プロセスにつ いて、文書化、評価及び改善を行い、財務報告の信

5.業務の適正を確保するための体制

(22)

頼性の一層の向上を図る。

④  業務の有効性・効率性の向上や資産の適正な取得・ 保管・処分等、KDDIグループの業務品質向上のため に必要な体制の整備、充実を図る。

(3)  電気通信事業者として、以下の取り組みを行う。

①  通信の秘密の保護

通信の秘密は、これを保護することがKDDIグループ の企業経営の根幹であり、これを厳守する。

②  情報セキュリティ

お客さま情報等の漏洩の防止、電気通信サービス用 ネットワークへのサイバーテロの防護など会社の全 情報資産の管理については、情報セキュリティに関 する会議体等において、その施策を策定し、役職員 が連携して情報セキュリティの確保を図る。

③  災害時等におけるネットワーク及びサービスの復旧 重大な事故・障害、大規模災害等による通信サービ スの停止、中断等のリスクを可能な限り低減するた め事業継続計画(BCP)を策定し、ネットワークの 信頼性向上とサービス停止の防止施策を実施する。 非常災害発生時等には、迅速な復旧等のため、可及 的速やかに対策本部を設置して対応にあたる。

4 ステークホルダーとの協働に係る取り組み

(1)  全社を挙げての以下の活動取り組みにより、KDDIグ ループの活動全体に対する支持と信頼を獲得し、お客 さま満足度の向上と顧客基盤の強化・拡大を達成する。

①  全てのステークホルダーをお客さまと捉え、役職員 全員で、お客さまニーズや苦情への迅速かつ適切な 対応により、その満足度の向上を目指すTCS(Total  Customer Satisfaction)活動に取り組む。その推 進のため、TCSに係る会議体においてTCS活動の評 価・改善を図る。

②  諸法令を遵守し、お客さまに安心、安全で高品質な 製品・サービスを提供するとともに、製品・サービ スの提供にあたっては、お客さまが適切に製品・サー ビスを選択し利用できるよう、わかりやすい情報の 提供と適正な表示を行う。

(2)  全てのステークホルダーから理解と信頼を得るため、  KDDIグループの経営の透明性を確保し、KDDIグ

ループの広報・IR活動の更なる充実に努める。 

(3)  KDDIグループを取り巻くビジネスリスクについては、 情報開示に係る会議体において、公正に洗い出し、適 時、適正に開示する。更にKDDIグループの社会的責任 に係る事項について、環境への取り組みや社会的貢献 等を含め、CSRを推進する部門を中心に、CSR報告書

(サスティナビリティーレポート)を作成し、開示する。

5 企業集団における業務の適正を確保するた

(1)  グループ各社にKDDIグループとしての「内部統制責

めの体制

任者」を設置し、グループ全体の業務の適正を確保す る。 

(2)  子会社管理規程に基づき、子会社からの適宜・適時 な報告をおこなう体制を整備し、子会社との連携を 図る。 

(3)  子会社でのリスクを適切に管理し、経営目標の適正か つ効率的な達成に取り組む。 

(4)  KDDIグループの企業倫理に係る会議体を通じて、子 会社の重大な法令違反、その他コンプライアンスに係 わる問題、事故の早期発見・対処に取り組むとともに、 子会社の全職員が「KDDI  行動指針」に基づき、常 に高い倫理観を維持し、適正な職務の執行を図る体 制を確保する。 

6 内部監査

 KDDIグループの業務全般を対象に内部監査を実施し、 内部統制体制の適切性や有効性を定期的に検証する。内 部監査結果は、問題点の改善・是正に関する提言を付し て代表取締役社長に報告する他、監査役に報告を行う。

※  「会社法の一部を改正する法律」(平成26年法律第90号)及 び「会社法施行規則等の一部を改正する省令」(平成27年法 務省令第6号)が平成27年5月1日に施行されたことに伴い、 平成27年4月14日開催の当社取締役会の決議により内容を 一部改定しており、上記の体制は当該改定がなされた後のも のです。なお、改定内容は、当社グループの業務の適正を確 保するための体制及び監査に関する体制について当社グルー プの現状に即した見直し及び法令の改正に合わせて具体的か つ明確な表現への変更をしたものであります。

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